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【製薬企業】最先端の医学・科学情報について医師とディスカッションする。

更新日:2月13日

薬学部卒業後の進路


恩田 愛子さん

MSD株式会社

オンコロジーメディカルアフェアーズ

メディカル・サイエンス・リエゾン

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 製薬企業はより良い治療法の確立、病気治療の発展に貢献するため製品を使ってどのように治療が行われているのか情報を収集し、臨床の第一線にいる医師に提供している。営業部門からは独立し、公正な視点からそれを担うのがメディカルアフェアーズ(MA)部門だ。恩田愛子さんは、製薬企業MSDのMA部門でメディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)として活躍している。MSLは、世界の最新治療データをもとに、その病気の治療の第一人者である医師と、治療のあり方をディスカッションする。


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データを提供するとともに現場のニーズも聞き出す


 薬学部卒業後、病院の薬剤師としてがん治療に携わってきた恩田さんは、医薬品開発に近いところでより深くがん治療に関わりたいとMSLに転職した。「文献を読み込み、国内外の学会にオンラインを含めて参加し、注目されている話題や新しい分析データを集め提供します。ディスカッション後に新しい発見があった時、医師から感謝されたり、考えがまとまったと言われた時は、充実感があります」と恩田さん。医師と話しながら、不足しているデータや、医療現場で満たされていないニーズなども聞き出し、医療の発展につなげることもMSLの役割だ。

 恩田さんは、薬学部の病院実習で悪性リンパ腫の患者を担当した経験が、仕事の原点となっているという。「学生の時に患者と向き合えた経験から『薬の専門家として役割を果たすのだ』と、責任とやりがいを見いだすことができました」と力強く話す恩田さんは、これからも薬物治療の発展のために努力を続けていく。


Profile

恩田 愛子さん

MSD株式会社

オンコロジーメディカルアフェアーズ

メディカル・サイエンス・リエゾン

2009年薬学部卒業。在宅勤務が増えた時期は、ジムやテニスで意識的に体を動かして運動不足を解消。海外の学会に参加することも多いため、英会話のレッスンにも力を入れる。

 
 
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